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ベンチャーや中小企業で勤めていると、人材採用を任されることも多々ありました。
わたしが何度も転職で成功したのは、採用側の担当経験が大きいです。
なぜかというと、自分の転職の履歴書や職務経歴書で採用担当者がどこを見ているか知っていたからです。
なので、わたしが履歴書と職務経歴書を見るときの重要ポイントを話します。
わたしが採用を担当したのは、ITエンジニアの中途採用がほとんどでした。
履歴書の重要ポイント
中国人技術者を採用したエピソード
人材採用のポイントを知っていると、国籍は関係ないというエピソードを話します。
フリーランス契約していた会社の社長から、派遣社員の人材面接依頼がありました。
なぜ契約のわたしに?
不思議ただったのですが、理由は中国人技術者だったからです。
わたしが、中国人の技術者と仕事をした経験があることを、その社長が知っていたからのようです。
履歴書と、日本で勤めた職務経歴書を持参してきましたが、履歴書はチンプンカンプンです。
会話はカタコトで、あまり話をしませんでしたが、なんとなく優秀さが伝わってきたので採用することにしました。
その中国人技術者の女性は、派遣会社を辞めた後、今は派遣されたその会社に正社員に採用されて働いています。
わたしが確認する履歴書と職務経歴書の重要ポイント
即戦力を求めて中途採用するのですから、「即戦力になるか?」という視点で見ています。
なので、転職を成功させたいと考えている人には、私の視点が参考になると思います。
履歴書は、はっきりいって見てません。
エピソードで話した中国人なんて、卒業学校を聞いても知らないですもん。
履歴書は参考でしかありませんが、確認するのは次の点です。
生年月日(年齢)
IT関係の仕事は、深夜になる場合もあるので、健康面が気になります。体力的に問題がないかを参考にします。
若くても不健康な人はいるので、あくまで参考ですね。
現住所
通勤時間が長くなると、それだけで疲れて仕事になりません。通勤時間がどれくらいかかるか、最終電車の時間は何時かを確認します。
志望動機
いいことしか書いていないので、あまり信用していません。
免許・資格
業種によって異なります。運転が必要な業種もあれば、必要ない業種もあります。事実を書いていればOKです。
それ以外は、面接時の話ネタに使うくらいです。学歴もあんまり関係ないです。
たとえ「東京大学」と書かれていても、「勉強できたんだ。すごいね」くらいです。
新卒なら、履歴書しか評価するものがないので、履歴書は重要な書類ですが、中途採用の場合は職務経歴書の方が重要ですね。
職務経歴書の重要ポイント
中途採用の場合は、職務経歴書を重要視しています。即戦力になるかどうかの判断資料ということです。
直近5年が重要
わたしの担当であるIT関係は、WEB技術者が中心でしたが、古い技術は必要ないというわけではありません。
古い技術で動いているコンピュータが多々ありますので、それらの保守をするには新しい技術は必要ありません。
経験者であっても、現場から5年以上離れていると思い出すのに時間がかかり、即戦力にならないと判断するわけです。
アルバイトも重要な経歴
アルバイトの経歴を書いている職務経歴書は、あまりみた事がありません。
しかし、アルバイトの経験の中で転職先の仕事に生かせると思ったものは、職務経歴書に書きましょう。
フリー契約していた会社は、POSレジのシステムを開発している会社でした。POSレジを導入しているのは、コンビニ・スーパー・飲食店などさまざまです。
その会社もアプリ開発は得意ですが、他社と競争するに必要な業界の問題点がわかりません。問題がわかれば、売れるアプリが作れるのです。
なので、その業界の経験者はのどから手がでるくらい欲しいのです。コンビニで店長していた経験なんて、転職者にとっては強い武器になるんです。
欲しがっていた業界ノウハウが手に入って、店長という責任者を経験していて、ITの知識もあるわけです。
わたしは、そんな経歴書みただけで、書類審査にOKだしちゃいます。
職務経歴書はぐだぐだ書かずに簡潔に
ぐだぐだ書いている履歴書みると、読むのに疲れます。
なので、経歴を完結に書いてもらったほうが、わかりやすくていいのです。
あまりぐだぐだかかれると、「わかりやすい説明ができない人かな?」と、疑ってしまいます。
書類審査を通るのに重要なポイント
採用する立場から、履歴書と職務経歴書のポイントを説明しました。
まとめると、
・履歴書はあまり見てないので、事実を正確に書けば良い。
・職務経歴書は、アルバイトの経験も書いてよい。
・職務経歴書は、ぐだぐだ書かずに簡潔に書く。
・職務経歴書の、直近5年の経歴がとっても重要。
わたしが書類選考する場合の重要ポイントは、これくらいです。
採用担当者によって、重要視するポイントは違ってくるので、難しいですよね。
採用担当者から、人材採用の失敗したって話も、よく聞きますもの・・。
なんで「あの人採用しなかったんだろ?」とかいう話もね。
書類はいちど専門家にみてもらえ!
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そんな時は、転職のプロや専門家に見てもらえばいいんです。
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