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転職活動してると履歴書の書き方とか、面接の応対とか採用される側の立場で考えがちです。
でも、採用を決定するのは会社の採用担当者ですよね。転職の成功は、採用者を攻略できるかどうかです。
あなたが採用担当者になったら、どんな人を採用しますか?
最近のことですが、採用しなくてよかったと思った事件がありました。
こんなことがあるから、採用する側は転職者の採用に慎重になるのです。
採用面接しして時間を返して欲しいと思った事件
今の会社でシステム担当しているのですが、そろそろ若手のシステム担当者を採用したいと考えていました。
先日、面接して良さそうだったので、携帯電話に最終面接の連絡をしたんですが留守電でした。
留守電に、折返し連絡くれるようにメッセージを残したのですが、連絡が返ってきません。
その後、2度ほど留守電にメッセージを入れたのですが、結局連絡きませんでした。
信じられないのですが、こんな人もいるのです。連絡してこないって、ありえないですよね。
実はこの人、履歴書や経歴書は問題なかったのですが、面接してみて怪しいと思ったんです。
本来であれば、わたしが良いといえばほぼ採用なのですが、念のため一旦保留にして社長面接することにしたわけです。
残念ながら、その予感が的中したわけです。採用者の勘、みたいなものですね。
けど、2次面接の連絡してるのに、返事してこないってありえないと思いませんか?
気に入らなかっら、断りの連絡くらいしてほしいよね。人として。
もし、この人を採用してたら、安心して仕事を任せられなかったでしょうね。
ほんと、面接した時間を返してほしいと思った事件でした。
採用者目線で考える5つのポイント
あなたは、転職を考えている会社の採用担当者になったらどんな人に来てもらいたいですか?
採用する側の気持ちになって考えてみましょう。
1.どんな人材が欲しいか
募集するのが正社員なら、定年まで給料を払い続ける覚悟が必要です。契約社員なら1年単位の契約にできるので、リスクは減ります。
募集する職種は、営業職、技術職、事務職…?
即戦力がで初日からバリバリ働ける人か、汚れていない真っ白な未経験者を育てる余裕がありますか?
わたしが採用者なら、即戦力なのは当たり前で、プラスアルファを求めます。
何事にも前向きで、自分で課題を見つけて解決方法を探そうとする人なら、即採用ですね。
2.履歴書のどこがポイント?
学歴はどこまで気にしますか?
わたしは学歴はあまり気にしません。採用担当者によっては、学歴を重視する人もいるんでしょうが、わたしは学歴より職歴を重視します。
中卒でも高卒でも職歴が良ければウェルカムです。
だって、知人の息子さんは、小学生で会社作って社長になりました。中卒でも優秀な人はいるのです。
通勤できるか?
履歴書の住所と通勤時間は必ず確認しています。通勤時間は1時間半くらいまでかなぁ。
それ以上だと、通勤するだけで消耗しちゃうので、会社としても、本人のためにもよくないですから。
先日、ハローワークの紹介で遠方に住んでる人から応募がありました。コメントに「採用が決まったら、引っ越しします」と書いていました。
残念ですが、職歴・技能は問題ないので、引っ越ししてから応募してくださいね。と、お断りしました。
職歴・技能・やる気に問題なくても、通勤できない方は無理です。
あなたは、履歴書のどこをみますか?
わたしが履歴書で見る箇所はは、最終学歴と通勤時間だけです。
あとは、ほとんど見ませんよ。
3.職務経歴に求める経歴があるか
この人に会ってみたいと思うのは、職務経歴書の内容次第です。
必要な経歴があっても10年前に経験したというなら、アウトです。5年以内ならギリギリセーフかな?
特にIT関連は昔の技術は通用しない可能性があるので、直近の経歴は重要です。
つらつら、過去の経歴を書いていても目を通すだけですね。
わたしが採用者の立場で書類を見るポイントはこちらの記事にまとめています。⇒採用を担当したわたしが教える履歴書と職務経歴書の重要ポイント。
あなたが採用担当者なら、会ってみたいと思う職務経歴書はどんなのですか?
即戦力が欲しい中途採用は、職務経歴書の直近3年間を見ています。10年前の経験は古くて忘れているかもしれないので、重要視していません。
転職は、直近3年の仕事内容で採用するかしないかが決まる、と言ってもいいでしょうね。
4.いよいよ面接です。なにを聞きたいですか?
いよいよ、書類選考で選んだ人と面接ですが、実は採用担当者も緊張しているんです。
「この人を採用して、いいんだろうか」と、面接官も真剣なんです。
面接官は、採用前提で面接するので、もし失敗したらやり直しです。自分の評価にかかわるんです。
そりゃぁ、役にたたない人材を採用した日には笑えませんよ。
緊張したもの同士ですから、話がかみ合わないこともあるんです。
面接官は、とにかく短い時間で相手のことが知りたいんです。
緊張した面接の中で、あなたはどんな質問をして、転職者の適性を見抜きますか?
緊張をほぐしてくれるひと言があれば、「おっ、こいつすごいかも!」って思うかもしれませんよね。
はっきり言って、面接の質問と回答はどうでもいいです!
面接官は、リラックスして堂々と回答する姿をみると、採用したくなるんです。
5.あなたは(採用者)は、あなたを採用しますか?
さて、面接が終わりました。
どうでしょうか、採用担当者のあなたは、あなたの採用を決定する立場です。
あなたは、あなたが気に入りましたか?
あなたは、あなたを採用しますか?
自信をもって! あなたはあなたの会社に必要な人材ですよ。採用決定だよね(笑)
転職の面接って、お見合いに似てるんだよね
若いころなかなか結婚しないわたしに、両親がお見合いを勧めてきました。
何度かお見合いしたんですが、初対面でとっても緊張したのを覚えています。
何を話したのかは全く覚えていないのですが・・・・。
何度か転職すると、転職の面接とお見合いって似ているなって思うんです。
ひと目で気に入る事もあれば、お話している間に気に入ることもあるでしょう。
たった一瞬で、結婚するかしないか。もう少しお付き合いするかしないかを決めるんです。
転職は、一生のお相手をみつけるお見合いと同じなんです。
まとめ 転職は転職先目線になって対策を!
転職は、転職先の会社の気持ちになって考えると、どうすれば採用されるかわかるようになります。
まとめると、
1.どんな人を必要としているのかを考えると、自分のスキル・アピールポイントがわかる。
2.履歴書のどんなところをみるのかを考えると、履歴書の書き方がわかる。
3.職務経歴書に求める経歴はあるかを考えると、職務経歴書の書き方がわかる。
4.面接は、面接官も緊張しているよ。緊張せずにリラックスして堂々としましょう。
5.採用されるもされないも、結婚と同じ。自信をもって、採用を信じて待ちましょう!
ここまで考えて、採用試験に臨んだら合格する確率はメチャクチャ高くなります。
もっと確率をあげるなら、転職サイトの担当者に、書類や面接のシュミレーションをしてもらいましょう!
IT業界には、いろんな人の夢が集まっています。
いろんな人が、いろんな場所で、自分の夢をかなえるためにがんばっています。
IT業界は、コネや才能・お金がなくても、夢をかなえることができる職業です。