自分にはビジネスを創る才能なんてないと思っていませんか? わたしも、昨日まではそう思っていました、私が登録しているフリーランスエージェントの営業から、昨日連絡をもらうまでは・・。
営業から新規案件依頼の電話が・・
昨日、わたしが所属しているフリーランスエージェントから電話が入りました。
「大阪の営業所からの紹介だけど「Wagby」というツールを使った開発案件なんですけど、場所は関東の千葉なんです。たく3は、そのツール使ってましたよね、応援してもらえませんか?」
今は、別の案件が入っているので無理と答えたのですが、Wagbyというツールも、場所も、わたしが以前働いていた内容と合致するじゃないですか。
実は、Wagbyという開発ツールは、めちゃくちゃマイナーな開発ツールで、わたしが惚れてある会社に導入してもらったものです。そのツールを導入した会社の所在地が千葉なんです。
ピンポイントすぎるので、昨年までお世話になっていた会社の方に、Wagbyの開発者を募集していないかを確認したところ・・・。
ピンポン、大正解!
担当者は、わたしが別案件に入っているのを知っていたので、声をかけなかったのだそうです。ひと言いってくれればよかたのに、って愚痴りましたけど。
超高速開発ツール「Wagby」
Wagbyっていうツールはマイナーなので、知らないと思うので少し説明しますね。
Wagby (ワグビィ) は Web ベースのエンタープライズアプリケーションをノンプログラミングで超高速に開発するツールです。設計情報から業務ルール、画面、データベーススキーマなど、すべてを自動生成します。
詳細設計から単体テストまでの工数を大幅に削減することに加え、実際に動作するシステムを使ってレビューすることで、要件の修正もすぐに反映できるようになります。 http://wagby.com/
Wagbyを開発した会社は、沖縄に本社を置くジャスミンソフトという会社です。
2006年に発表した当初は、「Excelで管理しているデータを簡単にWeb化できる」ツールとして紹介していました。週刊アスキーにも紹介され、エンドユーザー向けの商品という位置づけでした。
その後、頻繁にバージョンアップを続け、今では企業システムの開発ツールとして使われ始め、300社以上の導入実績があります。
自社で早く安く開発できるツールということで、ソフトバンクも開発ツールとして採用し、ソフトバンクのホワイトクラウドコンタクトセンターとのCTI連携機能を実装し、CRM/SFAを構築し運用しています。
米国でも注目され、ガートナー「Cool Vendors in Application Development, 2016」に選ばれました。
Wagbyの開発元企業ジャスミンソフト、 ガートナー「クールベンダー2016」に 選定されたことを発表
超高速開発ツール「Wagby」って眉唾もの?
わたしがWagbyを知ったのは2014年頃だったのですが、当時はEXCELを使って開発していました。EXCELのシートを使って開発するんです。EXCELで設定した項目を読み取って、JAVAソースに変換しWEBアプリを作ってくれるんです。
そんな仕様なので、
どうせ、大したことできないだろう
と、舐めていたのですが、とんでもありませんでした。
わたしは、Wagbyで自社の物流基幹システムを作り上げ、
ノントラブルで4年間稼動し続けています。
ほとんど一人で作りあげ、ポイントを抑えた簡単なテストをしただけで、です。
このことで、わたしはWagbyの大ファンになり、支援先の会社にも紹介し、サブシステムの構築に採用してもらいました。購入決定までには1年ほどかかりましたが、システム開発は2ヶ月程度で完成したのです。
導入当初のトラブルはネットワークやサーバーなどの環境で、システム自体は驚くほど安定して稼動したのです。
だれもかれもが、超高速開発ツールの名前に眉唾でしたが、稼動の安定さをみると、認めるしかなかったようです(笑)
ただし、紹介したわたしも、紹介した企業の規模で動かしたことがなかったので、紹介したものの本心はヒヤヒヤしていたのですが・・。
ビジネスを創るのは難しいことではなかった
Wagbyを使えば、半年かかっていた開発が3ヶ月足らずで楽にできてしまう現実。
Java技術者を使って500万円の開発予算が、300万円で終了するなら、月額100万円でも依頼する側からすると安いものです。しかもテスト工数も大幅に削減できるのです。
Wagbyはまだマイナーなツールで、使っている技術者はとても少なくまだまだ貴重な存在です。
なので、予算も高額。月額70万~80万円で募集がかかっているそうです。3ヶ月契約としても200万~240万程度のお仕事になります。
自分が惚れた商品(今回はWagbyという開発ツールですが)を、人に紹介してファンが増えているのをみると、「ビジネスを創るってこういうことか」と改めて思います。
自分の好きが仕事になる。
「ビジネスを創る」というのは、難しいと思っていたけど、簡単なんですね。
あなたの知っていることは、他人の知らないことです。あなたが好きは、他人も好きです。
なので、
あなたの好きなことはビジネスになる可能性大です!