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就職できて会社に入れたのはよかったけれど、これからやっていけるか不安に思っていませんか?
今回紹介する「なれる!SE」第13巻は、主人公の桜坂工兵が新卒社員の教育担当になり、四苦八苦する姿を描いたストーリーです。サブタイトルは「徹底指南?新人研修」
苦労して採用した新入社員は会社の宝!
来年の新卒採用担当者になったわたしは、ようやくマイナビ2018のサイトを完成させました。初めてだらけで、わらかないことだらけ。サイトに掲載する写真も嫌がって撮らせてくれない社員たち。
ほんと、採用の準備は大変で苦労しています。
新卒採用の本番はこれから
サイトができて放置していれば、採用申し込みがあるわけでは、ありません。本番はこれからで、ここからが大変なのだそうです。
まずは会社説明会を開催し、社内見学会や体験会を開催して、就活生を集める必要があるそうです。ようするに無料イベントの開催ですね。
通常業務以外に、業務が増えるわけです。イベントを企画して、「ひとりの申し込みもなかったら、どんなに落ち込むことだろう」と、今から不安で心臓がバクバクしてます。
高血圧の薬を飲んでる、50歳代のオヤジが初めてやるには、新卒採用担当はつらい仕事かもしれません。
そんな苦労の末に、新卒社員が入社してくれたのなら、大切に育てていきたいのです。新卒社員は会社の宝ですから。
新入社員に悩まされるのはあたりまえ
わたしたちが入社した世代は「新人類世代」とよばれ、「なにを考えているかわからない」世代といわれました。
いまの新入社員は「ゆとり世代」と言われる世代で、同じように「わからない」と言われています。いつの世代も、新卒社員は理解されませんので、そのことを気にする必要はありません。対立するのはあたりまえなのです。
新入社員が入社したら先輩たちは大混乱?
新入社員と先輩社員の対立は、あたりまえと思っていますが、今回の小説読んだら想像以上に大変そうです。思わず「新卒採用、やめよっかな」って叫んじゃいました。
来年春に、新入社員と先輩社員が言い争っている姿が、目に見えるんですもの。
言い争いは、それぞれ求めるものが違うからおきるんです。
会社が新入社員に期待することは、なに?
会社が新入社員に期待することは、戦力になって売上げを伸ばしてもらうことです。配属された部門も、早く戦力になってもらいたくて、一生懸命教育します。
早く戦力になれば、それだけ自分の仕事が減るので、教育に熱が入るのはと当然です。
会社が新入社員に求めることは、「早く仕事を覚えて、戦力になってくれ」ということです。
新入社員が会社に期待することは、なに?
学校を卒業して初めて社会にでた新入社員は、会社になにを期待するんでしょうか?
これが、新入社員ひとりひとりで違います。
意識高い系の新人もいれば、ライフワークを大切にする新人もいます。これって、両極端なんですね。あと、何も考えず、言われたことだけやってる新人もいますね。
隣の人に、会社に求めることを聞いてみてください。あなたと違う意見を持っているはずです。だから先輩社員も困るのです。
先輩社員が新入社員に感じていること
先輩社員も、入社したときは新人でした。先輩とぶつかりながら、仕事を覚えてきたので、仕事をしてお金を稼いでいる。会社に貢献していると思っているわけです。
だから、会社に貢献できていない新入社員のことを下にみているところはあります。どういう風に観ているかと言うと・・。
意識高い系は空気を読めない?
ビジネスって、お客様からお金をもらって仕事をするので、多少の理不尽があっても、へらへら笑っていることも仕事なのです。
が、意識高い系の人たちって、それができないのです。お客さんに向かって、平気で「それは間違ってます!こうすべきです」なんて言っちゃうんです。
そんなこと、わかってるよ。わかっててへらへらしてるんだよ!
って、先輩たちは思ってます。だから当然、客先でたらお説教が始まるわけですが・・。意識高い新人は、「このおじさん、バカじゃね?」なんて目でみるわけで・・。
ライフワークを大切にする系女子?
「定時になったので帰りま~す!」
なんて、新人教育している途中で言われたら、どう思いますか? それが、可愛い新人女子社員だったら・・。
多分、わたしは、「おつかれさま。また明日ね!」って言って、帰らせることでしょう。
残業になるし、定時に終了しなかったわたしが悪いと、自分に納得させるでしょう。って、この理屈は正しいのか!?
はいはい、なんでもハイハイ?
なんでも、ハイハイ言って返事はいいんだけど、何考えているのか分からない新人がいます。
きちんとできる時もあれば、とんちんかんなkとをする時もあるのです。指示したときは、ハイハイ言って理解していたと思っていても油断はできません。
分からないなら、分からないって言ってくれればいいのに・・。
新入社員が困ったときに言う共通の言葉
ほんと新入社員は、いろんなパターンがいるもので、行動パターンがわかるまでは、対処方法がかわらずヤキモキします。
ただ、彼らがミスしたときには、不思議なほど「同じ言葉」が帰ってきます。
- 「だって、教えてもらってません!」
- 「だって、マニュアルに書いていません!」
- 「それなら、そう言ってくださいよ!」
あなたも、聞いたことありませんか?
小説の中では、怒るなんてことは絶対しない主人公「桜坂工兵」でさえ、「会社は学校じゃないんだから!」と一括していました。
- 学校は、お金を払って(知識を)学ぶところ。
- 会社は、お金を貰って(労働や知恵を)与えるところ。
主人公が一括した気持ちは、よくわかります。けれども、1年もしたら新入社員も、会社と学校の違いはわかってきます。
仕事にはマニュアルに載って異な事がたくさんあります。会社が求める人材は、先輩社員のコピーではなく「会社に貢献する人材」だということです。
新入社員の能力は無限大?
社会にでて数年たつと、会社色に染まるというか、一般常識という名の鎖でつながれていまいます。
けれど、新しく社会にでた新入社員たちは、まだそんな鎖につながれていないのです。だから、怖いものしらずで、何色にも染まることができるはずです。
日本の常識は、世界の非常識かもしれません。わたしたちが、世界の常識を知らないだけかもしれないのです。先輩社員が無理だと思っていたことが、新入社員が軽々とこなしたという例が小説の中で描かれています。
先輩社員の役割は、新入社員のいいところを見つけて伸ばしていくことであって、悪いところを指摘することではないはずなのです。
人それぞれ、優れたところは違います。
優れたところ、隠れた才能をみつけ伸ばしていくのが、先輩社員の仕事です。新入社員の得意なところを伸ばしていけば、とんでもない優秀な社員に化ける無限の可能性を秘めているのです。
就職後、不安や不満があったら遠慮せず、教育担当者にぶつけなさい!
失敗することを恐れず、わからないことはわからないと言い、自分で学んでいく人材を会社は評価するものです。
もし、自分で学ぶことを拒否されたり、成長する努力を邪魔するような会社なら、
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IT業界には、いろんな人の夢が集まっています。
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