人事異動に応じるか?転職か?独立か?決断の最終回 書評:なれる!SE(16)

発売から7年。IT業界を赤裸々に伝えてきたライトノベル「なれる!SE」がついに完結!最終巻のふたつのテーマが同時進行します。

主人公の桜坂工兵は、会社員としての最大の選択を迫られます。「なれる!SE」第16巻のサブタイトルは「2年目でわかる?SE入門」です。

SEとして独り立ちするとき

新入社員もトレーニングが終わり仕事を覚えてくると、徐々にひとりで仕事をこなせるようになってきます。1~2年も経てば、後輩を指導するようになっていますよね。

指導者が、優秀であればあるほど「先輩に追いつきたい」と思って、仕事を覚えよう・先輩の良いところを吸収しようと頑張ります。いつまでも、後輩に尊敬される先輩でいたいものです

先輩に教わっていた新人時代

新人SE時代、プロジェクト単位で3人の先輩SEの下で仕事をしました。それぞれ方法は違いましたが、みな尊敬できる先輩たちでした。

なので、それぞれの先輩の良いところを真似るのですが、当時は仕様書を鉛筆で書いていた時代です。わたしが顕著に真似たのは字だったようです。資料をみた上司が、「おれ、こんな資料書いたっけ?」と言うほど字が似ていたそうです。

先輩が書いた資料をみて、字を真似ながら、資料の書きかたとかまとめかたを自然に学んでいたのでしょうね。ただ、プロジェクト単位に字が変わるので、わたしは同僚からカメレオンと呼ばれました・・・。

新人時代は、知らないことがたくさんあって、覚えることが楽しい時代です。責任は先輩がとってくれるので、ただただ仕事を覚えることに集中すればいい時代、会社員として一番幸せな時代のはずです。

ただし、新人時代が幸せだと感じるのは、「良い先輩に指導されている」という条件がつきますが・・。

SEとして独り立ちする時

仕事を覚えてくると、早い人だと半年、長くても1年後には責任ある仕事を任せられるようになります。小説の主人公は入社2年目になり、独り立ちの瞬間を迎えます。自分で考え自分で行動しなければなりません。

自分が責任を持つということ、やっていることが正しいのかどうか、いつも不安だったのを覚えています。先輩に助言はもらえるのですが、最終的には自分が責任をもたないといけないわけです。

だれしも通る道ですけど、正直ノイローゼになりそうでした。仕事をする上で、一番厳しく苦しい時期です。なんとなく、寂しく心細い時期でもあります。そのせいか、同期が数人辞めたのもこの時期でした。

OJT先輩担当者の きもち 本音は?

後輩の面倒をみる先輩は、最初はイライラするものです。「なんで、こんなことも分からないのか」とか、「どうしたら、理解してくれんのかな・・」とか、先輩には先輩の悩みがあります。

けれど、一緒に仕事をしているうちに、後輩も仕事を覚えてきて、頼りになってくるものです。情が移るといいますか、毎日顔をあわせて指導しているので当然ですよね。先輩からすると、弟や妹のように感じるようになります。

ですから、ひとりで仕事ができるようになっても、「うまくいっているのだろうか」「悩み事はないだろうか」と心配でたまりません。けれど、成長するには後輩自身がで考えて答えを見つける必要があるので、先輩は声をかけたくても我慢するのです。

本当は、後輩から相談してもらいたいんですけどね・・。

かわいい後輩のみなさん! たまには、先輩に声をかけてあげてくださいね。

人事異動発令!あなたは素直に応じる?

会社勤めをしていると、本人の意思には関係なく、転勤を含めたさまざまな人事異動が命令されます。たとえば、

  • 東京から大阪へ転勤
  • システムからサポートへ部門異動
  • 開発部員から管理職への登用

会社員であれば基本的に、辞令は拒否できません

SE部で働いていた主人公の桜坂工兵は、会社が上場するにあたり上場準備室(総務部)への異動を命令されます。上場準備室は、経営者候補生へのキャリアアップが約束されます。

ですが主人公は、先輩上司達とSEという仕事を続けて、エンジニアとしてスキルアップしたいと考えています。

会社は本人の意思を無視し、
エンジニアを辞めて、経営側の人材になれ!
と命令しました。

あなたなら、どうしますか?

納得いかない辞令がでた時の選択肢3つ

「エンジニアから総務部」への異動辞令、希望と異なる辞令が発令されたあなたが選ぶ道は3つあります。

  1. 辞令に従って辞令を受け入れる
  2. 転職して他の会社に移る
  3. 起業・フリーランスになる

主人公桜坂工兵は、上司と先輩室見立華たちと共に仕事をしてエンジニアを続けて生きたいと考えています。辞令を受け入れるとエンジニアを諦めることになります。

まだ他に方法があるかもしれませんが、あなたならどの道を選びますか?

辞令に従わないという選択もある

会社勤めしていると、辞令は絶対に従わないといけないと思われていますが、そうでもありません。辞令の前に内示があるはずなので、内示段階で断ることも可能です

会社によっては、「断ると出世に響くよ」と言われる可能性もありますが、気にせず自分のしたいこと、やりたいことを貫いてください。大きな会社であっても、あなたの将来は保障してくれないのですから。

辞令発令まで時間がないとか、断れないとかであれば、一旦辞令を受け入れてもいいでしょうね。新しい部署で働きながら、ゆっくり時間をかけて自分の道を探してもいいと思います。

選択肢は無数にあるのですから、焦る必要はありませんよ!

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