プロジェクトマネージャーの仕事はつらいがやりがいMAX。書評:なれる!SE(4)

新入社員なのに、ひょんなことからプロジェクトマネージャーになった本小説の主人公桜坂工兵。「なれる!SE」第4巻。今回のサブタイトルは「だれでもできる?プロジェクト管理」です。

って、だれでもできるかい!

ITエンジニアは技術だけ覚えればいい? いえいえ、サラリーマンなら定年後は自分でお仕事みつける必要があります。ましてや、独立してフリーラン...

逃げた!プロジェクトマネージャー

そもそも新人社員の工兵がプロジェクトマネージャーになったのは、前任者が逃げ出したからです。

プロジェクト会議の場でメンバーから、
「聞いてない」
「話が違う」
「どうするんですか」
など、問題が多発して仕切り直して個別調整になったのですが・・。

プレッシャーに耐えられなくなったプロジェクトマネージャーは、退職届けを提出して突然逃走しました

で、その相談を受けた工兵の会社の社長が、「任せてください」と工兵をプロジェクトマネージャーにしたのです。未経験者にもかかわらず・・、あいかわらずの無茶ぶりでした。

逃亡劇はIT業界ではよくある話?

IT業界は、仕事が忙しくて、急に出社しなくなるとか、行方不明になるとかいう噂はよく聞いています。わたしのまわりでも、2度ほどあります。

ですが、IT業界に35年もいて、逃亡劇をみたのは2度きりですから、他の業界に比べても多くはないです。いづれも、仕事でおかしくなったというより、人間関係が原因でしたし。

仕事が忙しくて逃亡した人って、わたしは見たことないです。

プロジェクトマネージャーという仕事はじつは楽しい!

顧客と開発メンバー間に位置するプロジェクトマネージャーは、会社組織の中間管理職と同じ立場になります。なので、上(顧客)・下(メンバー)間に挟まれて、つらい立場になることは多々あります。

ですが、本質を知ればそんなに難しい仕事ではなく、逆に楽しくてやりがいのある仕事です。

管理ツール4つでプロジェクト管理は万全

2000年代になると、プロジェクト管理手法なる学問が広まってきました。もともとは軍事開発から生まれた手法なので、大規模案件向きにできています。へたすると管理のための管理になって、開発する時間がなくなるほど大変な管理手法なのです。

本来のプロジェクト管理とは、
・開発が予定とおり進んでいるか
・誤解はないか
・正しく動くか
・問題が起こっていないか
ということが管理できればいいのです。

それに必要なツールはたったの4つ。結局、プロジェクト管理が流行する前から使われていた基本的ツールです。

  1. プロジェクト計画書
  2. WBS(ワークブロークンストラクチャ)
  3. スケジュール
  4. 課題管理表

プロジェクト計画書で大まかな目的を理解して、WBSで細かい作業にわけて、スケジュールを計画・管理して、課題や問題があれば課題管理表で管理する。

大きなプロジェクトでも、小さなプロジェクトでも、この4つで基本になっています。この4つのツールがなければプロジェクト管理はできないっていうほど大事なものです。

このツールを使いこなすのが、プロジェクトマネージャーなのです。とはいえ、そんなに難しいものではないのですが・・。

プロジェクトマネージャーの腕のみせどころ

プロジェクトは、うまくいくほうが珍しいです。たいてい、納期遅れや予想外の問題が発生します。

プロジェクトマネージャーの腕のみせどころは、トラブルが発生した時です。

あとになって、「あの時は、ヒヤヒヤしたけど、なんとか完成したよね」っていうのが、楽しいと感じるようになったら、あなたも一流のプロジェクトマネージャーですよ(笑)

プロジェクトマネージャーの仕事とは?

プログラムマネージャーは、そのプロジェクトを成功に導くためのリーダーです。実際に作業することはまれで、メンバーからの報告を聞くのが仕事です。

トラブルがなければ、プロジェクトマネージャーのやることはほとんどありません。極端なことを言えば、寝ていてもいいのです。

うまくいったプロジェクトだと、メンバーから「今回のプロジェクトマネージャーは、なんにもしない、役にたたないマネージャーだった」と言われることがありますが、それこそが理想のプロジェクトなんです。

ようするに、プロジェクトマネージャーの仕事は、

メンバーみんなが気持ちよく仕事ができるようにすること

必要ならば 「頭をさげる」 ことも、プロジェクトマネージャーの重要な仕事なんです。

本当の喜びはプロジェクト終了してから数年後・・

正直、プロジェクトが完了したときは「やっと終わった」という気持ちで、ホッとするだけなんです。

「プロジェクトマネージャーをやっててよかった」という本当の喜びは、数年たってプロジェクトメンバーと再会・昔話をするときなのです。

メンバーと再会して話をしていると「楽しかったから、またみんなでお仕事したいよね」とみんなが口を揃えて言うんです。

その時は、苦しかったはずなのですが、そんなん忘れて楽しい思い出だけが残って会話に花が咲きます。たぶん、学園祭のノリと同じ感覚なんでしょうね(笑)

プロジェクトマネージャーの仕事は、いろんな人と出会える仕事です。

人付き合いが得意で、めんどう見がよいあなたにピッタリのお仕事です。さらに、プロジェクトマネージャーをしていたおかげで、わたしは50歳半ばになった今でもお仕事もらえるわけですし。

有名な映画に「事件は現場でおきているんだ!」と言うセリフがありますが、IT業界でも同じことです。アプリが動いているのはサーバーですが、システムを...

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