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あなたの会社の退職率はどれくらいですか?IT業界の退職率は、他の業種に比べて比較的高いと言われています。
「なれる!SE」第12巻は、信頼していたヒロイン上司「室見立華」が突然無断出勤から退職することになり現場が大混乱するというストーリーです。サブタイトルは「アーリー?リタイアメント」です。
小説のヒロインのように、あなたは「自分が退職すると会社に影響を与える」と思っていませんか?
美少女上司「室見立華」の実年齢・過去が明かされる!
見た目は小学生にみえる上司だが、ITに関する知識と仕事量は常人の比ではなく、主人公「桜坂工兵」も仕事のパートナーとして頼りにしていた上司の突然の失踪。
なぜ立華の見た目は少女なのか、ITに関する膨大な知識はどうして得たのか・・・。本作品の最大の謎が、ついに明かされます。
それも、退職というサラリーマンの最大のイベントがテーマです。
サラリーマン人生の最大イベント「就職と退職」
今年リアルに3人の退職者がでました
うちの会社は、今年に入ってから半年で3人の退職者がでました。退職理由はそれぞれですが、新しい事業所の立ち上げでチョー忙しかったことが原因です。
わたしの勤めている会社は、不況といわれる業界です。そんな不況業種で自社物件を持つという、業界からも注目されているのですが・・。
わたしも、ゼロから東京事務所を立ち上げたことがあるのでわかりますが、新しい事業所を立ち上げるには、莫大な労力が必要です。
やめていった社員たちは、その労力に耐えきれなかったんだと想います。しかたがないことだとは想いますが、成長中の会社をやめたことを後悔しないことを祈ります。
社員がやめても会社はまわる
半年で3人もやめたので多少の混乱はありましたが、主軸となるメンバーがフォローしてくれたおかげで、仕事が滞ることもなく動きました。
よく言われることですが、社員ひとりがやめても会社は動きます。ひとりの社員が退職しても、会社に与える影響なんて軽微なものなんです。
新規採用継続中。新しい仲間求む!
3人も退職者がでたのは想定外でしたが、新事務所を立ち上げる前後から大量に人材を募集しています。退職者3人分の採用枠が増やして対応しています。
会社にとっての「就職と退職」
サラリーマンにとって「就職と退職」は、人生の一大イベントに違いありません。ですが、会社にとっての「就職と退職」は、計画&想定内であるので、イベントでもなんでもないです。
足りなくなったら増やして、多くなったら減らす。
サラリーマン人生の一大イベント「就職と退職」は、会社にとっては「増員と減員」という経営手法のひとつでしかありません。
会社は冷たいと想いますか?
社長が社員想いのとっても良い会社でも、社員がやめたいと言ったら引き留めることはできません。どんなに悔しい思いをしても、社長は経営で他の社員の生活を守らないといけないのです。
他の社員の生活を守るために、人材の増減をする会社経営者は悪者でしょうか? その答えは、社長になってみればわかります。
会社の危機は信頼できる仲間ができるチャンス!
危機になると、人の本性がみえてくるのは本当でした。短期間で3人もやめたのですが、退職の連鎖反応が起きたことが原因です。
「あの人がやめたから、ややこしい難しい仕事が回ってくる。その前に、やめてしまおう!」 というのが、後から退職したメンバーの心にあったと思います。
けれど、やめた人のおかげで、わたしには本当の仲間が増えました。「やめた人の分は、わたしがフォローしますから」と態度で示してくれるメンバーがでてきました。
本当に心強い思いがしたのです。何度も転職しているわたしですが、退社した会社のメンバーの何人かはいまも交流しています。その人たちは、わたしが本当に信頼している人たちなのです。
前職でも前々職でも、何度か危機があったのですが、そのたびに信頼できる仲間ができました。
普段は仕事をしていませんが、いざとなったら頼れる人たちです。
会社の危機、仕事の危機があっても、逃げずに立ち向かうと、本当の仲間ができるチャンスです。今回も同じことがおきて、信頼できる仲間が増えました。
小説にもありましたが、ヒロイン「室見立華」の立場を守ろうとするのは、主人公「桜坂工兵」だけでなく、立華と喧嘩ばかりして仲が悪いと思っていたライバルたちも協力してくれました。
彼女がいないとダメなんです!
会社にとっては、社員ひとりの退職はたいした影響はありませんが、組織の危機を迎えたときにわかる、仲間の絆が一生の宝物になります。
これからも、仲間をたくさんつくって、その仲間たちが幸せになれるように協力しあっていきます。
あなたも、会社の危機・組織の危機を乗り越えて、本当の仲間をつくってください!
IT業界には、いろんな人の夢が集まっています。
いろんな人が、いろんな場所で、自分の夢をかなえるためにがんばっています。
IT業界は、コネや才能・お金がなくても、夢をかなえることができる職業です。