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わたしの会社で事務職が不足したので追加募集をかけることになったのですが、採用面接を受け持つことになりました。
パート・契約社員の事務職募集なので、女性が多くなります。年齢層も幅広く、いままで経験した採用面接とは違った発見がありました。
女性の事務職を面接して気づいた、3つのことをお話します。
事務職面接で気づいた3つのこと
1.事務職の応募は年齢層が幅広い
パートと契約社員を同時に募集したのですが、20代後半~55歳と幅広い年齢層の応募がありました。
年齢差30歳くらいあるのです。長く働いてもらいたいのは当然ですが、事務経験があれば助かりますが、覚えてもらうことも多いです。
応募してきた方を大きく分けると、2つの種類にわかれます。
・子育て世代の20代~30代
・子育てを終了した40代~50代
子育て世代は、こどもさんが小学校低学年で、これからお金がかかる人たちが多いです。
「3人目のこどもが6ヶ月になったので仕事探してます」って方もいましたが、こどもは宝ものです、感動もんです。ガンバレママさん!
2.ハローワークは意外に使える
面接で「マザーズハローワークの紹介できました」と言われたのですが、「マザーズハローワーク」ってなんなんだ?
子育てをしながら就職を希望されている方へ各種支援や情報提供を行っています。ベビーチェアや絵本を用意していますのでお子様連れでも安心してご利用いただけます(一部施設ではキッズコーナーや授乳室があります)
しらなかったのですが、ハローワークでは子育てママの支援をしているのですね。よくよく調べるとハローワークには、わかものハローワークとか、シニアコーナーとかもあるようです。
3.女性は強い!
応募書類をみていてビックリしたのですが、意外にシングルマザーが多かったんです。
一番驚いたのは、「これから離婚します。なので仕事を探しています」と履歴書に堂々と書いていた女性がいました。
離婚のことを隠さず、堂々と宣言する勇気に「女性は強いなぁ」と思い、感動しました。
採用担当になるのもツラいよ
今回は応募総数7名と意外と多かったんです。5月という時期は採用が一段落した空白期間なので、応募は少ないと思っていたのですが、意外でした。
全員採用!
といえれば良いのですが・・。そうはいかなので、採用担当になるのもツラいです。採用するにしてもしないにしても、その人の人生を左右するわけです。
すぐ辞めないか、適正はあるかを見極める
少し前に、作業者を大量採用したのですが、「社風に合わない」「人間関係が・・」「作業がつらい」とかいう理由で、1ヶ月保たずに辞めていく人がいました。
採用するのは簡単ですが、すぐ辞められると困るわけです。適正というか、長くお仕事してもらえるかというところを見極めないといけないののですが、なかなか難しいものです。
すぐに辞められると会社も打撃を受けますが、採用された人もまた仕事を探さないといけないわけです。お互い幸せにならないのです。
数週間で辞めていくのなら、最初から採用せず不合格にしたほうがお互い幸せだったのです。
でも正直いうと、長く勤めてっくれるかどうかは、採用して働いてもらわないとわかりませんよ!
経営者の意向でダメになることも
「この人は良い!事務員にほしい」と思ってOKをだしたのですが、採用枠は1名。OKだしたのは40代の事務経験豊富な40代半ばの方でした。同時に30代の方の応募もあったのですが、わたしは、40代の方にOKをだしました。
ところが、経営者側の判断で30代の方を採用することにしたのです。理由は「今後10年以上働ける人」という理由でした。
結局、30代の人は仕事内容に自信がないと断ってきたため、急遽40代の人再面接の連絡をしたのですが、面接から2週間経過していたこともあり、40代の方にも断られました。
二兎を追うもの一兎も得なかったわけです。
子育てが終わった40代は、PTA活動とかがなくなって休みなく働いてくれると思うんですがねぇ。
働く女性を応援したい
最近でこそイクメン(育男)が社会的にも認知されるようになってきましたが、まだまだ女性が子育ての中心であることにはかわりありません。
IT企業でもライフワークバランスを重視する企業が増えています。なかでもサイボウズという会社は、働くママを応援するCMも流したり、社長自信が率先して育児休暇を取ったりと、ワークライフバランスを積極的に推進しています。
働くママたちによりそうことを。
サイボウズワークスタイルムービー「大丈夫」(イラストバージョン)
パート面接を初めてわかったのですが、待機児童問題だけでなく、小学校のPTA活動も女性が働くことを阻害しています。
少子高齢化が進む日本において、こどもは日本の宝です。子育てしている女性で働きたいと思っている女性には、国と民間が力をあわせて応援してあげるべきです。
IT企業の中には、サイボウズのようにワークライフバランスを重視する会社もたくさんありますよ。