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ソニー生命保険が発表した「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」によると、IT系の職業の人気が高いようです。
なかでも「ITエンジニア・プログラマー」が、男子中学生・高校生どちらもNO1になったことから、ネットでは
- 「うそー!? マジありえない」
- 「仕込みじゃね?」
など、さまざまな憶測が広がっているようです。
ですが、わたしはそうは思いません。
ITエンジニアが「3K」から「あこがれ」の職業になるまで
ITエンジニアは、一時期3K職業と言われた時代もありましたが、わたしは「ITエンジニア」こそ、先の見えない時代にふさわしい職業だとわかっていました。
30年以上も前に感じたその思いは、30年たった今でもまだ変わっていません。なぜなら、そこには無限に広がる未来があるからです。
中学生の時に知ったコンピューターの可能性
わたしが中学生のときに、マイコンチップが発明されました。PCに内蔵されている頭脳(CPU)の元祖なのですが、その当時はパソコンもまだありませんでした。
しばらくして、アメリカではマイクロソフトやアップルが創業し、パソコンを発売しましたが、当時の大人たちは パソコンを高価なおもちゃと言ってバカにしていました。
ですが、中学生・高校生になったわたしは、パソコンが未来を変えると感じ始めて、コンピュータの仕事につくと決めていました。
学校を卒業し、両親にコンピューターの仕事をすると言ったときの両親の顔が未だに忘れられません。
そのとき、わたしは20歳、父46歳・母44歳でした。
子どもだからわかる夢のある未来の職業
上位に食い込んでいる人気職業は他にも、
- ゲームクリエーター
- Youtuber
- 歌手・俳優・声優
- 漫画家・アニメーター・イラストレーター
など、大人が考えると「ムリ、バカなこと考えずにまともな仕事につきなさい!」と言うような職業が上位に入っています。
大人になると、生活するだけで精一杯。未来のことや夢がなくなってくるものです。ところが、子どもたちは自分の未来を考える時間がたくさんあって、悩みながら真剣に未来のことを考えています。
中学生や高校生時代、あなたも将来のことを真剣に考えて悩みませんでしたか?
考える時間がたっぷりある、中高生が選んだ職業NO1が「ITエンジニア・プログラマー」なのですから、将来性が高いのは間違いありません。
「3K職業を選ぶなんてバカ」
「世の中そんなに甘いもんじゃないよ~」
など、批判的な発言をしている大人たちこそ、夢破れた大人たちです。
ITエンジニアが3Kと呼ばれた時代は過去のもの
ITエンジニア・プログラマーという職業の魅力
なぜ「ITエンジニア・プログラマー」が、魅力ある職業なのかわかりますか?
お金持ちの家庭でなくても、一流大学を卒業していなくても、パソコンが1台あってプログラムを覚えれば、大金を稼げる可能がある職業は「ITエンジニア」以外にありません。
ちょっと古い言葉ですが、「裸一貫」でだれでも成功できる可能性がある唯一の職業なのです。
汚れた大人と違い、真っ白な子どもだから「ITエンジニア」という職業に未来があることを、敏感に感じているのです。
SEは転職せずに多くの職種を経験できる
SEが担当するシステムって、いろいろなんです。
業務系のSEをしていたのですが、あるときは建設業、あるときは飲食業、またあるときはアパレル行など、いろんな職種を担当させられました。
知らない業界を担当させられると、まずはその業界の基礎知識を知るところから始まるので、気づけばあっという間に10年が過ぎていました。
半年ごとにいろんな業界をしていると、まるで半年単位で転職している気分になっていて、「転職したい」なんて思いませんでした。
その時、いろいろな職種を担当したおかげで、広く浅く、いろんな業界の知識が身についたことが、実転職が怖くなくなった理由だと思っています。
幅広い知識をもっていると、いろんな人から頼りにされて仕事の幅が広がります。
生活に困らなかった35年
若いころSEとしていろんな業界の知識を身につけたおかげで、どの会社でも即戦力として扱われるようになりました。
業務系のシステム開発は、マネジメントのノウハウと、財務経理の知識は必須。あわせてデータ分析の知識が身についたので、どんなトラブルでも落ち着いて対処できるようになっていました。
なので、どの会社でもトラブルの「火消し役」を任されたんです。ようするに便利屋ですが・・。
トラブルにはパターンがあるので、パターン通りに対応すれば簡単に解決するもんなんです。
社会人になった最初の10年で覚えた知識のおかげで、55歳になった今でもお仕事がいただけているわけなんです。
ITエンジニアが中高生に人気になった理由
安定した職業といえば「公務員」でしたが、いまでも公務員は安定した収入を得られるかもしれません。ですが、この先も安定しているかどうかはわかりません。
世の中不況で、先の見えない時代のこどもたちだから、手に職をつけようとしているんです。
パソコンがあってプログラムを覚えれば、一生食べるのには困らないITエンジニアです。しかも、アイデア次第でヒットアプリを開発すれば、成功者になれるかもしれないのが、ITエンジニアなんです。
ITエンジニアが、中高生の人気NO1になっているのは、成功者になる可能性が大きい職業だと、こどもたちは感じているからなのです。
あなたも、IT業界に飛び込んでみませんか? いまからでも間に合いますよ。この業界は人手不足で、やる気のある優秀な人材を常に求めているのです。