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新しい事業所を立ち上げと同時に、新規顧客を2社受注したわたしの会社。物流倉庫業がわたしの会社なのですが、わずか半年で3人も退職者をだしてしました。わたしの会社は、ブラック企業なのでしょうか?
人それぞれの退職理由
退職は会社に責任があるといえばそれまでですが、退職のしかたが「飛ぶ鳥跡を濁しすぎ」でした。残された側からすると、あまり気持ちのいいものではありませんでした。
わたしの今の立場↓↓
1.1ヶ月の出荷を貯めて突然来なくなった課長
ひとり目の退職者は、事務を担当していた男性でした。元システム課長だったのですが、システム導入に失敗したため事務職に配置換えされました。システム課長なのに「システムやりたくない」って言ったからですが。
その事務課長、新規顧客の出荷指示を処理していなかったようで、年明け発覚したときは、1ヵ月分の出荷を止めていたのです。
理由を聞くと「ひとりじゃできないから・・」って、こどもじゃないんだから・・。仕方がないので、応援に入った矢先、課長は会社に来なくなりました。
「体調が悪くて、病院に行ったら休養するように言われてしまいました」
と言って、引継ぎすることもなく無期限の疾病休暇に入ってしまったのです。
ちなみに、彼が止めていた1ヶ月分の出荷ですが・・。
机の中や棚などに、散乱していた資料をかき集め、顧客と調整。仲間に協力してもらいながら、2ヶ月後には正常運用に戻しました。
長期の疾病休暇に入った彼は、7月末までいちども会社にこないまま、退職してしまいました。退職理由は、会社規定の疾病休暇期限が終わるから?
彼の机に入っている資料とか私物は、今でもそのまま残っています。
荷物、取りにくるのかなぁ・・? 多分こないだろうなぁ・・
2.徹夜続きの出荷作業で突然来なくなった出荷担当
新規顧客の出荷作業は、入荷商品の整理できないまま出荷作業が始まりました。そのせいで、毎日深夜・早朝まで出荷作業が続いていました。
整理・出荷・整理・整理・。いつ終わるともしれない作業・・。イヤになって当然です。周りで見ているわたし達も、「ヤバくない?倒れれしまわないかなぁ?」と、心配していました。
ところがある朝、出荷担当者は、突然出社しなくなりそのまま退職してしまいました。
「父親の反対をうけ、退職せざるを得ません。すみません」って、意味のわからない説明をしていたようです。
とにかく出荷担当をしていた彼は、休んだその日から来なくなりました。
3.引継ぎして退職した物流担当者
最後のひとりは、一応引き継ぎをして退職しました。
理由ははっきりしていませんが、どうみても自分の負担が増えそうだったからです。
最初に倒れた事務課長を巻き込んで2人でやっていた出荷業務が、事務課長が倒れたことで1人でするしかなくなりました。
事務課長が1ヶ月分の出荷を貯めてしまった原因は、彼の作業を手伝っていたことも理由のひとつだったのですが。
わたしの会社はブラック企業?
新事業所の立ち上げと、新規顧客2社が同時だったため、この2~3ヶ月の残業時間は多かったようです。けれど落ち着いた今、9時~17時でひと段落しています。明日の準備で残業することはあっても、残業時間は大幅に減りました。
ここ10年のなかで、一番大きなイベントで、一番大変な、わずか2~3ヶ月でした。
ただ、新事業所開設期間は正念場で大切な時期。大変なのは最初から分かっていたはずなのですが・・。
労働基準局が入ったけれど
先日、労働基準局から指導があり、難点か是正するように言われたそうです。ですが、今回の新事業所の件については「一時的なら仕方ないですね。無理させないように注意してください」と言われただけでした。
ちなみに、IT部門のわたしの部下はこの時期も、9時~17時で帰っていました。
ブラックかホワイトなんて人による
退職した人からすると「ブラック企業」だったんだろうなぁ。
でも、本物のブラック企業を知っていると、わたしの会社はとってもホワイト企業だと思うんだけどなぁ。
だって、社員想いの社長がいるもん。
ブラック企業かどうか。その判断は、人によって違うんですよね。
無理するな!でも何かしようよ。
「倒れるくらいなら逃げろ!」と、わたしはいつも言っています。
なので、退職した人に何か言うことはありません。みんな、頑張りすぎて、ひとりで抱え込んで爆発したんでしょう。
新入社員ならいざしらず、40歳を超えた大人が電話一本で翌日から「出社ぜずに退職する」なんて一般常識からは考えられません。
よほどおかしくなっていたんでしょうか?
退職した3人に共通していたことがあります。それは、「何もしなかった」ということです。
仕事なんだから、難しいと思ったら、解決しようよ!
何かしようよ!
失敗してもいいじゃん、叱られてもいいじゃん。
最後は、逃げればいいんだよ。
怖いものはないんだよ。