フリーランスエージェントは、フリーランスエンジニアの最大の味方で最大の営業マンだ。

フリーランスにならない理由の一番は「仕事がなくなるかもしれない」という不安です。でも、フリーランスエージェントがその不安をなくしてくれるなら、あなたはフリーランスになりますか?

エンジニアでフリーランスとして仕事をしている人たちは、必ずといっていいほど利用しているエージェント。エージェントは、フリーランスにとって最強の味方で、最大の営業マンなのです。

急速に拡大するフリーランスエージェント市場

エンジニアにとって、フリーランスになる最大のメリットは「収入が増える」ことです。ですが、収入が増えても「仕事がなかったら、なくなったら・・・」という不安があって、フリーランスになれない人たちが多いです。

その考えは、間違っていません。エンジニアは営業ではなく技術者なので、仕事を取ってくる営業にはむいていません。

けれど、優秀なエンジニアたちは、いつまで安月給でデスマーチを踊らないといけないのでしょうか?

優秀なITエンジニアを救うために、フリーランスエージェントというビジネスが、急速に拡大しています

フリーランスエージェントの仕事とは?

フリーランスエージェントの仕事の基本は、エンジニアを求める会社に、エンジニアを紹介するマッチングサービスです。フリーランス向けの人材紹介業とも言います。

人材紹介業は、むかしからあり特に新しいものではありません。けれど、ITエンジニアを紹介するのは、いままでの紹介業者が簡単にできるものではありません。IT自体が新しいからです。

しかも、ITエンジニアって、頭脳労働者でしかも超高度です。既存の業者ではできないから、新しいエージェントが続々と誕生してきているのです。

フリーランスエージェントの歴史

IT向けのフリーランスエージェントは、10年経っていれば老舗エージェントといわれるくらい新しい業界です。なぜ普及してきたのか、その歴史を少し辿ってみましょう。

リーマンショック以前

2005年ごろ、少子化問題もあり、IT業界の人材不足は、中国を中心とするオフショア開発にシフトしていこうとしていました。ところが、オフショア開発はことごとく失敗だったのです。

失敗の原因は、「日本の開発手法の特殊性にあった」と、いわれています。中国での開発は、品質が悪く、納期は遅延し、結果として開発にかかる費用は、国内開発とほぼ同じだったのです。

結局、オフショア開発はすたれ、日本での地方開発(ニアショア)が見直されることになりました。日本のIT業界は、日本向け開発は日本人(もしくは在日外国人)がいいのかも・・?と考え始めていました。

その矢先、2008年後半にリーマンショックが発生したのです。

リーマンショック発生

リーマンショックの影響で、数年にわたり企業は設備投資人材採用を抑えてきました。設備投資の減少は、IT業界にも大打撃を与えました。

案件が激減し、IT企業でもリストラが活発になり、多くのエンジニアが退職を余儀なくされ、業種チェンジしたエンジニアも多かったと聞きます。IT業界は、多くの優秀なエンジニアを失ってしまいました

若いエンジニアの中には、「優秀な先輩が少ないなぁ」と感じている人もいるかもしれませんが、それはリーマンショック時代の影響かもしれません。

リーマンショック以降 IT革命勃発

優秀な人材を失ったまま、IT業界は大変革時代を迎えます。

2010年頃から普及し始めたスマートフォンと、2011年におきた東日本大震災の影響で普及し始めたクラウドサービスです。

多くのIT企業は、リーマンショックの影響を受け、新技術に対応できるエンジニアがいなくなり、外部エンジニアの力を借りるしかなかったのです。

これからのIT業界はフリーランスが主流になる

これからのIT業界は、フリーランスエンジニアという優秀なエンジニア集団に支えられることになります。フリーエンジニアは、デスマーチに巻き込まれることがなく、自由な働き方と収入を得ることが可能になります

フリーエンジニアが市民権を獲得

リーマンショック以後、仕事があっても人材がいない。そういう会社から「優秀なエンジニアを紹介してほしい」という需要が増えました。これが、転職サービスやフリーランスエージェントを行う会社が増えた理由です

それらの会社に派遣されたフリーエンジニアは優秀な人材が多く、派遣先の会社から継続して仕事を受注するようになりました。「フリーエンジニアは優秀な人材が多い」と評判になり、フリーランスエンジニアが認められたのです。

企業側からすると、必要なときに必要な人材を集めることができます。フリーランスは、コストメリットも高く、とても便利なことを企業が理解しました。フリーランスという仕事が、市民権を得たのです。

少子化問題は年々深刻になってきて、新卒採用もままらない時代になってきます。フリーランスへの仕事依頼は、これからますます増えてくることでしょうね。

正社員はもう安心できない

ただ、リーマンショックのような世界的不況がまた発生するかもしれませんが、その時はフリーランスだけでなく、会社員もリストラされるリスクがあるわけです。

ということを考えると、会社員以上の収入得るフリーランスは、貯蓄や投資にお金を回せるのです。お金に余裕のあるフリーランスの方が有利だと思いませんか?

エンジニアならフリーランスになろう!

エンジニアで腕に自信があるのなら、フリーランスになって働くべきです!

自信がない?

なら、技術を学んで経験して自信をつけましょう!

まだまだ、時間はあります。

優秀なエンジニアが、ひとつの会社で働いているのは、すごくもったいないことです。優秀なエンジニアは「日本の宝」だと思います。あなたが持っている技術・能力は、みんなでシェアすべきものなのです。

フリーランスになり、エージェントから「あなたの報酬は月100万円です」と言われたら、あなたは高額だと感じるかもしれません。

いいえ!

それだけの対価を受け取る価値がエンジニアにはあるのです。

あなたの持っている技術を、能力を社会に還元してください。みんなに分け与えてあげてください。

エンジニアなら フリーランスになりましょう!

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