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仕事に自信が持てないのに「転職などとんでもない」と考えているかもしれませんが、仕事に自信がないと考えているあなたこそ、転職先の会社でとんでもない実力を発揮できるかもしれません。
わたしは仕事ができずに解雇されかけた・・
わたしは、社会人一年目は本当に「仕事ができない男」という評判だったようです(笑)
「ようです」と書いたのは、そういう噂だったことを入社一年後の先輩から話を聞いたからです。
その先輩が言うには、わたしの評価は社内で低く、試用期間が過ぎたら解雇される可能性もあったそうです。けれどその先輩が「最後は、オレが面倒みるから」と言ってくれたおかげで解雇されずにすみました。
その先輩のひと言が、「がんばろう」という気持を高める理由になったのはもちろんですが、「できない」の評価は「プログラムができない」だったのです。
同じ新入社員でも、コンピュータ学校を卒業した新入社員と未経験者が比較されたのですから、「できない」と評価されるのは「あたりまえ」だったのですが・・。
自信が持てない理由
仕事に自信が持てないのは成功した経験が少ないことが原因です。けれども、仕事をしていて毎日失敗ばかりしているのでしょうか?
わたしも少し前、仕事ができないと悩んだことがあります。その原因は、仕事にミスして上司に叱られたことが原因でした。
- ミスして上司に叱られた
- 同僚に比べて仕事ができない
- 能力が低くて仕事が遅い
「自分は仕事ができない」と思う理由は、このようなものではないですか?
では、自信が持てるように、ひとつずつ解決していきましょう。
ミスして上司に叱られた
人間はミスをする生き物ですから、ミスを叱る上司はどうかと思います。だって、ミスした理由・原因は本人が一番かわっているはずですから。
上司の仕事は、ミスを叱る事ではなく、ミスを事前に防ぐことであり、迷惑をかけた取引先に謝罪することです。ミスしたくてミスする人はいるはずありませんからね。でも、部下に嫌われていたら、部下はわざとミスするかもしれませんが・・(笑)
経験から話をすると、上司にとって部下のミスは、取引先との関係をよくするチャンスだと思っています。
以前、お客様のデータをすべて消去した部下がいたのですが、その時の復旧対応がよかったと評価していただき「アフターフォローが信頼できる」からと言われ、新規の仕事を任されました。
部下のミスをチャンスに変えない上司など、上司ではありませんから。
「なぜミスした!」と叱ってばかりでフォローしない上司など、バカにしてかまいませんよ。
同僚に比べて仕事ができない
あなたが比較している同僚は何ものですか?どういう人生を歩んできましたか、卒業した学校はどこですか?人はそれぞれ育ってきた環境が違うので、能力が違ってあたりまえです。
ロボットみたいに同じ人間ばかりだと、世界は面白くないじゃないですか。
あなたは、あなた。
仕事とは、能力の違う人に同じ仕事を与えますが、その仕事が得意で早くできる人もいれば、不得手で遅い人もいます。当然です。
その同僚は、たまたま与えられた仕事が得意だっただけです。それだけです。あなたは、あなたの得意分野で仕事をすれば、その同僚が勝てない、とてつもない能力を発揮できるのです。
だから、与えられた仕事をバリバリこなす同僚をみて「へぇ、やつはこの仕事ができるんだ」と、思っていればいいです。その仕事ができない自分を卑下する必要はありません。
能力が低くて仕事が遅い
「仕事が遅くて終わらない」 だから「わたしには能力がないのでは?」と考えることがありますが、仕事のスピードは人によって違います。あなたの仕事が遅いのは、能力が低いからではないのです。
仕事が遅いと思っているのは勘違いで、任された仕事の量が多いのかもしれません。
単純作業が得意な人もいれば、緻密な作業が得意な人もいます。早いけどミスが多い人もいれば、遅いけどミスが全くない人もいます。
早くてもミスが多いとチェックが2倍かかるので、遅いけどミスが全くない人のほうが、会社にとってはメリットがあります。仕事が遅いからといって、仕事ができないわけではないです。
また、経験が少なくて遅いこともあります。経験を積めば、仕事のスピードは上がりますから「仕事が遅い=能力が低い」とは思わないでくださいね。
仕事に自信を持つ方法
仕事に限らず、自分に自信を持つ方法があります。
それは、
多くの成功を経験すること。
「そんなこと言ったて、そうそう成功なんてないよ」と思ったんじゃないですか?
実は、あなたは毎日、成功をつみ重ねているのに、気付いていないだけなんです。
例えば、
- 昼食で初めての店に入って、美味しかったとします。それは、あなたの選択が正しかったわけです。昼食のお店選びに成功したのです。
- 今週中に1冊の小説を読むと決めて、予定通りに読み終わったら成功です。
- 今日は定時に帰るぞと決めて、定時上がりができれば成功です。
簡単ですよね。
成功とは、嬉しいこと。
自信簡単な目標を決めて、成功して嬉しかった体験を積み上げていくことが自信に繋がります。
その成功体験を日々記録していけば、成功体験帳ができあがります。メモが難しければ、Twitterに書くのもいいですよね。
こうして、すこしずつ、すこしずつ、成功体験を積み上げていけば、自分に自信が持てるようになりますよ。
仕事を変えると自信がもてる
成功体験を積み上げていくと、自分に自信がもてます。自分に自信があれば、自信をもって仕事に取り組めます。
仕事に自信を持つには、「得意な仕事をする」ということです。得意な仕事は、好きなことです。
好きなことで失敗したら、次は同じ失敗しないようにするじゃないですか。それが学びで、失敗は成長する燃料になるのです。
仕事に自信が持てないのは、その仕事が好きじゃないからではないか?
わたしは、プログラムを作りたくてIT業界に入ったのですが、SEという仕事を任されてから面白くなりました。世界にはスーパープログラマーと言われる人がたくさんいたので、その人には勝てません。
でも、SEはスーパープログラマーたちの能力を生かすことができると知って、SEという仕事をすることが楽しくなりました。
一時期、SEという仕事に疲れて出版業界で仕事をしていたのですが、ある日、「インターネットが繋がらない」というので調べたところ、LANケーブルが外れていました。LANケーブルを挿しただけなのですが、「繋がった!すごい!」と感動されたことがあります。
その人が言うには、インターネットが繋がらないのは、LANケーブルが外れていることだと「気づく知恵」がすごいんだそうです。
最近、IT業界に戻って仕事をしているのですが、システムを開発することが、ほんとうに楽しいです。
自分はたいした仕事をしていないと感じている人こそ、他業種に転職してもらいたいです。その仕事で身に付けた知識・知恵は本当はすごいことだと実感して、自信をもてるはずです。
いまいる業界で自信がもてないなら、他の業界に転職するのもありです。あなたの経験を活かせる場所はみつかるはずです。
転職先の会社では、あなたの持っている仕事の知識・知恵は 宝物 なのですから。
IT業界には、いろんな人の夢が集まっています。
いろんな人が、いろんな場所で、自分の夢をかなえるためにがんばっています。
IT業界は、コネや才能・お金がなくても、夢をかなえることができる職業です。