会社役員をクビになったわたしは、50歳で無職になってしまいました。
ここまで波乱の人生だと、もう笑うしかありません。
わたしの本業はITエンジニアなので、その知識で復活しようと考えました。が、ブランクが3年ほどあります。
でも、変化の激しいIT業界のはずが、この3年であまり変化がなかったのです。
スマホが普及したくらいでしょうか、知っている知識で十分な仕事ができるんです。
役員解任時「キミなんか、誰も雇ってくれないから」と社長に言われました。
でも、退社した翌月に、3社から声をかけてもらえたんです。あの社長さん、何考えてたんだろ?
2社はフリーランス時代の繋がりで、IT関連のお仕事でした。もう1社は、役員時代の繋がりで知り合った方で、社内システムを強化したい中小企業の経営者でした。
なぜ、やめた途端に声がかかったかわかりますか?
転職を成功させる秘訣は事前の準備!
答えは簡単です。解任を言われる前から、次の仕事の準備をしていたからです。
準備といっても、そんなに難しいことはしていません。取引のあった方々と繋がっていただけです。
繋がって、たまにはお酒を飲んで会話していただけなんですね。
ただし、お仕事探しなので、人事権限のある社長さんとか事業部長さんとかです。
ビジネスですから!
しかもわたしは50歳、まともにリクルートしても仕事はいただけません。
50歳になったら、自分でビジネスできる力が必要なんです。
ビジネス力があれば、転職するのに年齢は関係ありません。
50歳なのに仕事が選び放題。どうする?
これまでの仕事つながりから、3社に声をかけてもらいました。
ありがたいのですが、体はひとつです。1社なんて選べないよぉ〜。
3つともできる方法はないのか?
へっへ〜 みつけました!
3社の関係は、
1.社内システムを開発したい中小企業
2.大手流通会社の開発部門
3.ITベンチャー
1.は正社員、2と3は、開発するプロジェクトが終わるまでの期限つき。
収入は、2.と3は、1の中小企業の2倍です。
さあ、あなたならどうする?
仕事が3つ。わたしが選んだ方法とは!
何が正解かなんて、やってみなけりゃわかりません。
仕事があるなら、全部やる。全部できる方法を考えるのが、たくたく流です。
まずは1.の中小企業の社員になって、システム開発を新規事業にしたいと提案。
既に2.3.の仕事はあるので、売上がある転職ならばと、社長も快諾されました。
ただし、ITとは関係のない会社なので、2.3.から直接受託するのは口座がないので難しいわけです。
なので、すでに取引口座がある会社に相談して、仲介してもらうことにしました。仲介料が必要なので、売上金額が減りますが、これは仕方ありません。
2.3.の開発案件を2つ同時に進めるわけですが、これも両社に相談しました。
週2日ずつの作業でも良いかと尋ねると、両者とも快諾してくれたんです。残り1日は自社作業です。
ということで、わたしはITとは関係のない中小企業に入社して、ITの新規事業を起こすことになりました。
すべては人との繋がりから
「君なんか誰も雇ってくれないから」といった社長さん。
わたしは、あなたに感謝しています!
やめたおかげで、人の繋がりの大切さを知った1ヶ月でした。
仕事は、人と人との繋がりで回っているものなんです。
「一期一会」
あなたは、出会いを大切にしてますか?